4pkのLinuxメモ

Linux(主にGentoo Linux)に関するメモを書き残すブログです。

公害防止管理者水質1種合格体験記(主に公害総論)

わけあって,令和3年度から公害防止管理者水質1種の資格を取ろうとしていました。
簡単に取れたことを綴ろうと思っていたのですが,結果的に3年がかりでようやく合格することができ苦労したので,備忘録的な感じで記録を残します。

令和3年度

使用したテキスト,問題集は,オーム社のもの。(2020-2021版)

Amazon.co.jp: 2022-2023年版 公害防止管理者試験 水質関係 合格テキスト : 青山芳之: 本

Amazon.co.jp: 2023-2024年版 公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集 : 三好 康彦: 本

結論から言うと,このテキストだけで勉強しても微妙な感じでした。
ただし,問題集は問題別にソートされているのと,解説があるのでそこは評価できます。
初めての受験で5科目あったことから,3ヶ月ぐらい前から計画を立てて週末に数時間かけて,テキストの方を読みながらメモを取ってまとめる形で進めていましたが,1ヶ月前ぐらいになって公害総論を一通り読み終えたぐらいの状態でこれは間に合わんということになりました。
そこで,内容を理解せずとも試験を解く能力だけを身に付ける方法で行くしかないとなりました。したがって,ほぼ問題集だけで勉強を進めました。
どういう手法であるかはまた別記事に記載します。
その結果,

公害総論:6/15
水質概論:7/10
汚水処理特論:19/25
水質有害物質特論:9/15
大規模水質特論:9/15

となり,一番時間をかけたはずの公害総論だけ不合格となる結果となりました。
この時点では,どうせ全体を網羅できる知識をつける時間が取れないなら,余計な知識をつけない方が良いのか?という気持ちでした。(6割という低い合格基準なので)

令和4年度

前回の反省?から,公害総論も他の合格した科目と同じ手法で勉強すれば同じように合格できるだろうと言うことで非常に短時間で仕上げていきました。
また,私的な事情(7月コロナ感染,8月子供RS初感染)もあり,勉強どころではなかったため,直前の1ヶ月ぐらいからしか着手する余裕がありませんでした。
平日までするとしんどいのと,過去問を浸透させるだけであるためそこまで時間もかからないと言うことで,やはり週末だけやるスタイルで臨みました。

今回こそは合格だろうとめちゃくちゃ余裕たっぷりで受けた結果,

公害総論:7/15

過去問ベースで鍛え上げても最近の公害総論は過去問をガン無視する傾向にあるので,ほとんどが初見に等しく無惨にも散りました。
そもそも,他の科目と比べて公害概論だけ解き方を覚えていれば解けるような設問ではなく,純粋に知識をつけておかないと過去問とちょっと違うだけで解けなくなることに試験中にようやく気付きました。
様々な失敗を犯したことで,1週間ぐらいは家庭も非常に険悪なムード。
失敗したおかげで色々気付きもあったので,ギリギリ合格してしまうことが一番損だったかもしれないとポジティブ思考で,また翌年に臨みました。

令和5年度

これまでの失敗から過去問ベースの知識だけでなく,環境白書を読んでまとめたり,過去問で自分の知識が足りていない分野は環境省のページから直接情報を調べてまとめたりとガチで勉強しました。

また,週末だけでは勉強時間が不足するのと,家庭が成り立たないので,平日子供が寝た後に元気があれば1,2時間勉強するような形で早いうちからちまちま進めるスタイルで準備しました。
令和3年度向けのテキストを買ったので,令和3年度と令和4年度の解説の情報がないなどの問題がありましたが,下記のサイトに解説を載せてくれるので非常に参考になりました。

公害防止管理者試験まとめました

テキストを買わずに過去問+上記のサイトで勉強しても良いと思います。


ちなみに過去問は,下記のサイトが公式が配信したpdfをおいていて便利でした。

公害防止管理者 過去問題集

 

実際に試験に近い形で何度も解く方が良いですが,片手間に過去問を解けるサイトもありました。

公害防止管理者試験に合格しよう!

平日の夜あまり時間がないときでも30分ぐらいだけでも気軽にできるので,非常に助かりました。

その結果,

公害総論:11/15(主題ミス反映後)

確実に合っているのはせいぜい6問ぐらいの感覚でしたが,これまでの経験の蓄積や真面目に勉強したかいもあり,何とか合格できました!そうです。
もう少し余裕を持ちたかった。
悔しかったのは,環境白書を読んでメモをしたのに温暖化の寄与率が高い順をグラフの順番のメタン,一酸化二窒素,ハイドロフルオロカーボン類にしてしまったことです。
そもそも,ハイドロフルオロカーボン類の方が高いのになんでこの順番の円グラフなん。。
あと,直近の白書でVOCの削減率が2000年と比べて50%程度でしたみたいな記述が頭に残っていたので,削減目標5割は高い気がするけど,なんか見た数字だなぁと刷り込まれて間違えてしまいました。
他の科目と比べると運ゲーに近いような問題が数問出題されるので,全問正解はかなり難しいですが,堅実に知識をつけることで6割なら何とかなる,そういう感じの試験だったと思います。

次は続けて環境計量士も受けます。(約2ヶ月後)
環境計量士の法規関係も公害総論とほぼ同じ出題内容なので,この流れで行くしかないと言うことで逝ってきます。